
夫へのケア意識に関する調査
夫を支える「プロ妻」と夫のケアは面倒「放任妻」の平均世帯年収の差は約140万円?!
プライベートから仕事の場面まで、
常に「ダンナケア」する「プロ妻」31.3%
~「ダンナケア」にみる夫の出世をサポートする良妻力のポイントは、“ニオイケア”~
株式会社マンダム(本社:大阪市社長執行役員:西村元延)は、20歳~59歳の既婚女性を対象に、夫へのケア意識に関する意識調査を実施いたしました。女性の社会進出の増加や情報化社会が進む中、夫婦のかたちは多種多様になっています。本調査では、「ダンナケア(夫の食事や身だしなみケア)」の視点から、イマドキ妻のタイプを4つに分類したところ、それぞれのタイプの実態が浮き彫りになりましたので、ここにご報告いたします。
調査概要
調査方法 | :インターネットリサーチ |
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調査時期 | :2016年6月実施 |
調査対象 | :20歳~59歳 既婚女性897名 |
イマドキ妻の4タイプの実態。
「ダンナケア」の意識と行動が、世帯年収や夫婦関係に影響を及ぼしている!?
4タイプのイマドキ妻の生態が明らかに!夫のケアなんて面倒。
気になるのは自分だけ…「放任妻」が最多!
夫の「食事」「ファッション」「髪型・ヘアスタイル」「スキンケア」「ニオイケア」に対して、気にかけたり実際に行動や対策をしたりしているかの回答をポイント化し、平均点を中心に分けたのがヨコ軸。夫の「食事」「ファッション」「髪型・ヘアスタイル」「スキンケア」「ニオイケア」に対して、気にかけている理由が「夫のため」という回答をポイント化し、平均点を中心に分けたのがタテ軸。この2つを掛け合わせて4タイプを抽出。
調査結果より、イマドキ妻たちを夫婦修復カウンセラーの鈴木あけみ先生に下記の4つに分類していただきました。
(鈴木あけみ先生のプロフィールとコメントは下部に記載)
イマドキ妻4タイプ
A「セルフマネジメント妻」...自分のことは自分でやるのが夫婦間のルール。夫の価値観を尊重し、無駄な干渉は お互いしない。
B「放任妻」...平日も休日も会話は最少限。夫のケアより自分のことで
精一杯。
C「プロ妻」...平成の良妻賢母。夫を幸せにするために夫のケアは欠かさない。お互い何でも言い合える夫婦仲。
D「良妻“風”妻」...自分好みの夫にしたい。出来る妻と見られたい。夫のケアは良妻に見られるためのアピール手段。
イマドキ妻を4つのタイプに分類した結果、「放任妻(41.7%)」が最も多く、「プロ妻(31.3%)」、「良妻“風”妻(21.0%)」、「セルフマネジメント妻(6.0%)」という結果となった。女性の社会進出による共働き夫婦の増加や夫婦間の関係性の変化など、現代社会を象徴するようなイマドキ妻の実態が明らかになった。

「ダンナケア」が世帯年収にも影響?!
「プロ妻」と「放任妻」の平均世帯年収の差は約140万円!
イマドキ妻の4タイプ別に平均世帯年収を比べたところ、妻の夫に対する「ダンナケア」と、世帯年収の関係性が明らかになった。「ダンナケア」意識の高い「プロ妻」の平均世帯年収は791.7万円と4タイプで最も高く、「ダンナケア」意識の低い「放任妻」は650.6万円と最も低い結果となり、その差は約140万円にも及ぶことが判明した。

「ダンナケア」を実施する妻の66.7%が、20・30代の奥様!
夫の「食事」「ファッション」「髪型・ヘアスタイル」「スキンケ ア」「ニオイケア」の5項目すべてに対して、「気にかけており、実際に対策や行動をしている」と回答した、「ダンナケア」度の非常に高い妻の年代比率は、20代(32.1%)、30代 (34.6%)、40代(21.8%)、50代(11.5%)と、「20代、30 代」と「40代、50代」で大きく差が出る結果となった。年齢を重ねるごとに夫への関心が少なくなるのか、または、夫に対する関与意識や関係性が世代間で異なるのか、40歳を境に「ダンナケア」度に差があることが明らかとなった。

「ダンナケア」意識が高いとコミュニケーションも多く夫婦円満?!
お小遣いの交渉も通りやすい?!
4タイプのイマドキ妻で夫との会話が多いのは、「プロ妻(平日3.8時間/休日5.2時間)」という結果となった。逆に、 会話が少ないのは、「放任妻(平日3.2時間/休日4.1時間)」となり、「ダンナケア」意識が高い方がコミュニケーションも多く、良好な夫婦関係が浮き彫りとなった。 また、夫のお小遣いについて、1番多いのは「プロ妻(¥36,067)」となっており、また夫からお小遣い交渉をされたことがある人のうち、「夫の要望に応じた事がない」と回答したのも、「プロ妻」が9.4%と他のタイプと比較して、最も少ない結果となった。この結果から、夫婦間コミュニケーションの多い「プロ妻」は、夫のお小遣いについても、必要に応じて、要望に応じている様子がうかがえる。


夫を支える「プロ妻」の実態。
「ダンナケア」にみる夫の出世をサポートする良妻力のポイントは、“ニオイケア”
「プロ妻」の59.1%がニオイケアを実施!「放任妻」との差は7倍以上。
「プロ妻」の「ダンナケア」意識は高く、実際に対策や行動をしているケアについて聞いたところ、最も多いのが「食事(79.0%)」となり、「ファッション(60.9%)」、「ニオイケア(59.1%)」と続き、この3つが、「プロ妻の3大ケア」である事が分かった。

なかでも「プロ妻」は、特に「ニオイケア」を実施している割合が、他3タイプと比較し最も高く、「プロ妻(59.1%)」「セルフマネジメント妻(25.9%)」「放任妻(7.7%)」「良妻“風”妻(37.7%)」となっており、「プロ妻」と「放任妻」の差は7倍以上に開く結果となった。

できる妻「プロ妻」のニオイケアは、「こっそり」ではなく、
夫にも直接働きかけて、「一緒に」ケア。
「プロ妻」が実際に行っている夫のニオイケアの具体的な対策として、消臭効果のある洗剤の使用が最も多く(77.1%)、さらに一歩踏み込んで、デオドラント商品(39.8%)、ニオイケア専用のシャンプー/ホディシャンプー(37.3%)を夫に使わせて対策を行っている人が共に約4割と、夫への直接的な関与が高く、影で「こっそり」と対策をするのではなく、夫にも働きかけて、ニオイケアに取り組んでいる傾向が判明。また4人に1人以が、ニオイケア商品を一緒に選んだり買いに行ったり(27.1%)しており、夫婦仲の良さが浮き彫りとなる結果に。

夫婦修復カウンセラー 鈴木あけみ先生コメント
調査を通じて、夫を「食事」や「ファッション」「ニオイケア」などの身だしなみまで、しっかり気にかけて管理している献身的な妻が、経済面でも夫婦仲でも、幸せをつかんでいることが明らかにされました。一見時代遅れに思われがちですが、いつの時代も妻に求められている役割は変わらず、夫を伸ばし成長させるのは、ホメ上手な妻なのです。また、「ニオイ」などの直接指摘しづらい部分までもケアが行えていることは、夫婦関係が良好である証拠だと言えます。
しかし私のところに「夫婦仲を改善したい」とご相談に来る方の中には、夫に関心がなく、家事もおろそかになってしまっている、「放任妻」の方が多いのです。夫は仕事から帰ってきて家庭で英気を養う事で、仕事で成果を出せるのです。しかし家庭でも心休まることがないと、仕事でのミスが増え、社内評価や昇進にも影響を及ぼしてしまいます。
時代が変わっても、日本の男女の本質は変わりません。男性は女性に女らしさや女性の役割を求め、女性は男性に男らしさや経済力を求めています。働く男性の本質は「承認欲求」です。夫は妻に、気にかけて優しい言葉をかけて欲しいだけなのです。それだけで、夫は仕事もプライベートも頑張れます。「プロ妻」はこの夫の本質をきちんと理解しており、世の中にある「食事」や「ファッション」「ニオイ」など様々な情報を上手に組み合わせ、賢く生活に活用し夫のケアをすることで、夫が仕事で活躍でき収入も増え、夫婦仲も円満なのだと思います。20・30代の奥さまの方が、夫のケア意識が高いのは、SNSやインターネットなどを上手に使いこなし、賢く情報収集が出来ているからだと思います。しかし本当は、40・50代の奥さまの夫ほど働き盛りで、会社でも重要なポジションを担っており、評価が重要な年齢になると思います。年齢を重ねるほど、夫のケア意識を高く持つことが必要なのです。
私が提唱する「良妻力」を一言で言うと、「夫を幸せにする妻」です。夫が幸せでないと、家庭や自分(妻)が幸せになることはないのです。夫を幸せにするため、夫のケアを怠らず、幸せな人生を築いて欲しいと思います。

鈴木 あけみ 先生
オフィスべル 夫婦・離婚問題相談室代表
市民グループ離婚問題相談の会・キュア代表
夫婦修復カウンセラー協会会長
10年前より離婚相談サイトを立ち上げ、現在年間1,500件以上の夫婦修復相談を受けている。 多くのカウンセラーがいる中、唯一「してはいけない離婚」にこだわって、意識改善に取り組んでおり、多くの夫婦を救ってきた夫婦修復カウンセラーの第一人者。